真性包茎とはどんな状態?日常生活や性生活が不自由に

男性は誕生時にはペニスの先端が包皮に覆われた包茎の状態ですが、成長にともなって成人するまでに亀頭を露出させることができるようになります。
包茎とは成人でも亀頭が包皮に覆われた状態を指しますが、仮性包茎であれば包皮を剥くことが可能です。
真性包茎とは、包皮を剥いて亀頭を露出させることができない状態のことです。
日本人の成人男性の半分以上は包茎といわれていますが、ほとんどは仮性包茎です。
それでも一部の人は包皮を剥いて亀頭を露出させることが不可能な真性包茎です。
真性包茎の状態だと日常生活や性生活に支障をきたしてしまうことから、治療が必要な病気とみなされます。

真性包茎によって生じるかもしれない日常生活のトラブルとは

真性包茎とは、常にペニスの先端の亀頭の部分が包皮に覆われているような状態です。
亀頭と包皮の間は常に湿っていることから、この部分に細菌が繁殖しやすくなります。
細菌が繁殖すると亀頭包皮炎という炎症を起こすことがあり、悪臭や痒み・痛みといった症状が出ます。
抗生物質を服用すれば亀頭包皮炎の症状を改善させることが可能ですが、細菌やウイルスが繁殖しやすい環境であることには変わりがないので何度も再発します。

真性包茎を放置すると何度も亀頭包皮炎を繰り返すだけでなく、「陰茎がん」のリスクを高めてしまうという問題があります。
これは亀頭や包皮の内側にできる悪性腫瘍(癌)で、悪化するとリンパ節や他の臓器に転移します。
「陰茎がん」がリンパ節に転移した状態(ⅢまたはⅣ期)だと、5年生存率は50%かそれ以下となります。
「陰茎がん」は包皮の内側の見えない部分に発症しますが、初期の段階だと自覚症状が出にくいので発見が遅れやすい癌のひとつです。

真性包茎を放置すると「亀頭包皮炎」や「陰茎がん」といった病気に罹るリスクが高まり、これらの病気になると治療が必要になるので日常生活に大きな支障をきたすことになります。

真性包茎が性生活に及ぼす悪影響とは

真性包茎の状態だと、性器の機能に悪影響を及ぼすことが知られています。
男性器とは、排尿に加えて性交渉という大切な役割を担う器官だからです。
真性包茎の男性は亀頭の部分を露出させることができないため、性交渉そのものができないといったケースもあります。
このため、真性包茎が原因で結婚や子作りを諦めざるを得なくなるかもしれません。

真性包茎の男性の中には、曲がりなりにも性交渉が可能という人もいます。
それでも真性包茎だと包皮の内側に垢が溜まったり細菌が繁殖することにより、不快な悪臭を放っているケースが少なくありません。
このような状態だと、性交渉の際に女性に嫌われてしまう恐れがあります。
男性器に細菌やウイルスが繁殖しやすくなるので、自身が性病に感染したりパートナーに病気をうつしてしまう恐れがあります。
真性包茎の状態だと性交渉の際にコンドームを装着してもすぐに外れてしまうため、避妊に失敗するリスクが高まります。

真性包茎を放置すると男性器の病気に罹りやすくなるだけでなく、性生活に支障をきたす恐れがあります。
将来に結婚を考えているのであれば、早めに適切な治療を受けておく必要があるでしょう。

真性包茎の原因と対策方法とは

真性包茎とは、成人(18歳以上)になっても包皮を剥いて亀頭の先端を露出させることができない状態のことです。
包皮が剥けない原因として、亀頭のサイズよりも包皮口が狭いことが考えられます。
包皮口が狭いのに亀頭を無理に露出させると、包皮によりペニスの先端が強く締め付けられることで血管が圧迫されて血流が悪くなってしまうので大変危険です。

真性包茎を放置し続けると次第に包皮と亀頭の部分の皮膚が癒着してしまい、この部分に新たな血管が生成されて一体化してしまいます。
亀頭と癒着した状態で包皮を剥こうとすると、出血したり強い痛みを感じる恐れがあります。

真性包茎をそのまま放置し続けても改善することはないため、癒着を起こしたり「陰茎がん」などの病気を発症する前に早めに治療をするべきです。
治療をする場合は、泌尿器科または男性向けの美容クリニックで受診して手術を受ける方法があります。
包茎リングや包茎補助テープといった矯正器具が販売されていますが、これらは包皮を剥くことが可能な仮性包茎の人のための器具です。
仮性包茎の矯正器具で真性包茎を治すことはできないため、病院やクリニックで外科的な治療を受ける必要があります。

まとめ

男性は誕生時には全員包茎の状態ですが、成長にともなって亀頭の部分を露出させることができるようになります。
真性包茎とは成人しても包皮を剥いて亀頭を露出させることができない状態のことで、放置しても自然に治癒することはありません。
治療をせずに放置すると病気に罹るなどして日常生活でトラブルを起こしたり、性生活に支障が出る恐れがあります。
真性包茎の状態だと多くの問題を引き起こすので、早めに手術を受けて治すことが大切です。
病院の泌尿器科や男性向けの美容クリニックなどで相談すれば、真性包茎の手術を受けて治療をすることが可能です。

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